言葉のキャッチボール

2019年05月13日

「コミュニケーションはキャッチボール」という言葉があります。

不動産仲介の場でも言葉のキャッチボールはもちろん重要です。しかし近年キャッチボールにつながるケースが減ってきています。「お部屋を探す際には『とにかく要求を満たす物件を紹介さえしてくれれば・・・』表現が雑かもしれませんが、その後どうなったかを伝えてくれる方は皆無です。」「入居中に不具合が発生した際には『昼夜、定休日、深夜問わず『とにかく直してほしい・・・』これまたその後どうなったかを伝えてくれる方は皆無です。」

自己満足を解決できればそれで良いのでしょうが・・・「袖振り合うも多生の縁」などといいます。せめて結果を知らせてほしいものです。

しかし、時代が変わったのならここは気持ちを切り替えて、相手がうまくキャッチすることを期待するのではなく、相手に届くようなボールを投げるようにします。

プロのキャッチャーは、どんなボールでも受け止めます。

プロのピッチャーは、相手にちょうど届くようなボールを投げます。

コミュニケーションの達人になるとは、プロのピッチャーとキャッチャーになることです。

相手からのどんな話もどんと受け止め、相手に届くようなボールを投げ返すということなのです。

相手の反応(応え)を期待しないこと、そんな不動産屋を目指します。・・・昭和の不動産屋にはちょっと寂しい